利用者様やご家族様の反応

日々草で入居された利用者様や、そのご家族様からいただいた言葉の一例をここで紹介させていただきます。

<事例1>
(要介護4)入所当初は98歳を迎えた女性の方の事例です。

日々草に入所する前に、同じような小規模の施設に入居され、特別養護老人ホームの予約待ちの段階でした。
とある理由から、入所となりましたが、高齢ではありますが、認知面でも問題なく意思疎通のできる利用者様でした。
入所から数ヵ月後には、予約していた特別老人ホームより空きが出たことで、退所の手続きとなりました。
利用者様は、ご家族からその報告を聞いた際に、泣きながら「私は、ずっとここに居たい」と日々草を出ていくことを拒否されました。
事例の写真1
ご家族様は、本人の強い意志を汲み取っていただき、入退院を繰り返しながらも104歳の誕生日を迎えられた直後に天寿を全うされました。
ご家族様からは、「本当にお世話になりました」と感謝の言葉をいただき、またそれを励みに、今日も施設運営を行わせていただいております。

<事例2>
(要介護4)入所当初は85歳を迎えた女性の方の事例です。

日々草に入所する前に、ある病気で入院をされていた方です。
もともと、軽度の認知症を患いながら、自宅での生活は困難ということもあり、退院直後には病院のケースワーカーに紹介してもらった大規模な施設に入居され、日々を過ごされていました。
初めての施設入居後には、入院前から一人での生活が長かったことから、周囲の利用者の方々となかなか馴染めずにいたようです。
孤立していく利用者様の認知症の症状が進行されたことや、食事量の低下など、ご家族様が心配されて、日々草へ入所の運びとなりました。
事例の写真2
日々草では、利用者様が孤立することなく、少人数なので利用されている全ての利用者の表情を互いに顔を突き合わせて食事やレクリエーションを行います。
最初は、大人しく何を感じているのか?どうしたいのか?わからないところもありましたが、次第に発語が増えてくるようになりました。
それからというもの、これまで、自分から声を出して訴えることが少なかった利用者様の本音を引き出すことができるようになりました。
今では、「ここに来れて本当に良かった」と嬉しい言葉をいただいています。
ご家族様からはお会いするたびに「なんでもっと早く来なかったんだろう」「ここに入所できてありがとうございます」と感謝の言葉をいただいています。

<事例3>
(要介護2)入所当初は80歳を迎えた女性の方の事例です。

日々草に入所する前には、高齢の旦那様とともに、ヘルパーを利用しながら過ごされていた方です。
数年前から、認知面での低下や歩行困難もあり、偏った食事で栄養障害や糖尿病で入退院を繰り返されては、入所施設に馴染めずにいた利用者様です。
高齢の旦那様も、奥様の介護を献身的に行っていますが、車で外出する際に何度も事故を起こされて、遂に免許証を返納したところです。
今回、入所に至った経緯は旦那様の入院が重なったことで、周辺に居住されているご家族の方が、寝泊りしながら面倒をみていました。
本人は、昼夜逆転もあり、夜間良眠できないことから、転倒リスクのある方を介助する方も大変です。
緊急的な、入所の運びとなりましたが、ケアマネージャー様のご協力もあり、情報をもとにケアのプランを立てていきます。
ご家族様の希望は、生活リズムを整えながら、しっかりバランスよく食事をして末永く安心して過ごしていけるようにとの想いを汲み取っての入所です。

事例の写真3
自宅から離れて生活することに、不安を抱える利用者様にとって、気持ちに答えようと話しかける私達には
介助抵抗で、手を振り払うような行為や、他の利用者と共に過ごすような時間をもてずに、ベッドで寝ることを希望されたりと
職員と顔を合わせるたびに「嫌い」と発言してしまう、そんな彼女との距離を縮めるのは、容易なことではありませんでした。

しかし、根気強く本人の訴えを傾聴し、無理にこちらのペースに合わせることなく、過ごしていただいました。
もともと会話をされることが好きなこともあって、次第に本人の趣味趣向がわかるようになり、介護拒否や抵抗の数も減少されてあれほど偏食で、栄養バランスが崩れていましたが、本人に合う食事形態や栄養を考えた食事を提供するようにしてみました。
次第に本人からも「ありがとう」といった言葉が増えてきました。

ご家族様も、本当に親身になって「寂しくならないように」と、よくお母様の様子を伺いに来ていただいています。

「今後もずっと看ていただきたい」との嬉しい感謝の言葉をいただいています。
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日々草は要介護者の方でも、本人の思いをを尊重し、「ぬくもり介護」というテーマをもとに
高齢者が入所する施設のこれまでの暗い重苦しいイメージを変えるような「自宅にいるような感覚」となっております。

それには私達、「日々草」の一人一人の職員が、目的意識をもち、寄り添う気持ちで対応することで
入居者様もご家族様も、不安なく安心した生活を過ごすことのできる施設になっていくと考えております。